この記事をまとめると…
- 金魚は5-7日餌を食べなくても大丈夫
- 留守前には水換えをして水槽をきれいに
- 帰宅後の一度に大量の餌やりはNG
- 心配なら自動給餌器を使おう
いよいよ始まったゴールデンウィーク。旅行や帰省で家を留守にする方もいらっしゃると思います。
次の日に帰ってくるならともかく二泊以上家を空ける場合、家の水槽でお留守番している金魚の餌が心配になりますよね。
僕の実体験から言うと、金魚は5日ほどは餌を食べなくても大丈夫でした。
インターネットで検索してみると、7日(1週間!)食べなくても平気だった。という声もちらほら。
金魚(というか魚類?)の生命力とは‼️凄いものがありますよね。
餌はあげなくても金魚は確かに死にません。
でも餌をあげないデメリットも確かにあると僕は思います。
それは、金魚が『痩せる』と言うこと。
特にお腹のコロコロしている『ピンポンパール』や『らんちゅう』『琉金』といった種類の金魚たちは、家に帰ってきて『あれ?痩せた??』と思うことも。
彼らは今まで蓄えてきた栄養を少しづつ使って耐えて来たわけです。
でも大丈夫。彼らは必死に耐えて来ました。餌がもらえるその時を信じて・・
さあ、留守中に我慢して来た分たくさん餌を・・・といきたいところですが、ここで僕が気をつけているもうひとつのことが。それは・・
数日とはいえ、金魚は全く餌を食べていない状態。
そんなところに大量の餌を与えてしまうと・・・金魚は食べちゃうんです。それはもう、本能のおもむくままに。でも、ちょっと考えてみてください。人間だって極端な空腹時にいきなり大量の食事をとると体がしんどくなりますよね。
金魚にも同じことがいえて、長期間の絶食後に一度に大量の餌をあげることは僕はNGだと考えます。
たくさんごはんを食べさせてあげたい気持ちをぐっっとこらえて、まずは少量、具体的には普段の1/4〜1/3の量の餌をあげてみてください。
もっとあげたい気持ちを我慢して、その場はそれで終了。
ポイントは、少しづつ元の餌の量に戻していく、と言うこと。
僕は絶食による栄養不足よりも、そのあと餌を大量にあげたことによる消化不良→体調悪化の方が怖いです。
金魚はそもそも胃のない『無胃魚』。長らく人に飼われ、人の手によって進化“させられてきた“歴史を持つため、消化器系が丈夫とはいえないんです。
人が近づくと口をパクパクさせながら寄ってきて『餌!』『餌❗️早く餌‼️』と催促してきますが、ここはぐっっとまず大人がこらえましょう。そしてお子さんに教えてあげてください。
「おなかが空きすぎてる時にそんなに大量に餌をあげたら、金魚さんおなか壊すよ?」って。
意外と僕はこれが一番大事なことなのかな。と思ってます。
水槽は綺麗にしておきましょう。たとえ外出の準備で忙しくても。
水槽の水を1/3変えるだけでも違います。
絶食することによって糞の量も減るので糞による水の汚れは減るのですが、そもそも金魚は他の魚に比べると体の表面の粘液が多く水を汚しやすいんです。
水槽の水の際が泡立ってきていたら水が汚れ始めてきている証拠。
面倒であっても水換えをしてあげてください。
タイマーで決まった時間に給餌してくれる『自動給餌器』なるものが市販されています。
便利な機械ではあるので、心配な人は活用してみましょう。
いかがだったでしょうか。
金魚はもともと丈夫で5-7日ほどの絶食にも耐えられますが、それは周りの環境が整っていればこそ。
普段から自分の飼っている金魚をよく観察して、愛情を注いでいきましょう。
今回私が取り上げたのは、あくまでも産まれてからある程度経過した金魚たちについてです。
産まれたばかりの、いわゆる黒子や青子と言われる稚魚は絶食による負担も大きいのでそもそも絶食はお勧めしません。
繁殖を狙う場合もまた然りです。絶食はお勧めできません。
また、この記事は私の経験則に基づくもので、あくまでもひとつの方法と捉えてください。
観賞魚飼育に『絶対』はありません。自己の責任のもとで絶食等の管理を行なってください。